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前節で、
という関数を導入したが、これは実は対数関数なのだ。
この節ではそのことを示そう。
より大きい正の数
をとって、とりあえず固定しておく。
正の実数
を任意にとり、
ということに着目する。
上の式の両辺を
で微分し、
とおくと、
を止めて
を動かすと、
は
の関数として
の定数倍であることがわかる。
対数関数のいくつかの性質を思い出せば、
これで前々節保留しておいた
の性質が確かめられたことになる。
さらに、
であることもついでにわかったわけである。
Yoshifumi Tsuchimoto
2000-04-12