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実は、「指数法則」をみたしつつ、「巾指数」について連続ではないような「疑似指数」
を定義することも可能だ。
すこし良く知っている人のためにこの小節で
そのことについて付け加えておこう。
この小節の内容は以下では使われないので、
特に興味のない人は飛ばしてください。
上に述べたような「疑似指数」
は例えば以下の手順で作ることができる。
- 1.
-
-ベクトル空間としての
の基底
をとって、
と直和分解する。
- 2.
- 上の直和分解の直和因子のぶんだけの正の実数の族
を
選んでおく。
- 3.
- 実数
をこの直和分解によって
と書く。
- 4.
-
と定義する。
は次のような「指数法則」を満足することがわかる。
の直和分解と
の選びかたをもう少しだけ工夫すれば、
も成り立つようにできる。
Yoshifumi Tsuchimoto
2000-04-12