のことを忘れると、 の表現には 4.7 節で述べたものよりも「安直」なとり方がある。 すなわち、
この表現のもとでは、 は「オイラー作用素」、 すなわち、関数の「次数」を表す作用素であることに注意すると、 の表現空間として次のようなものを得る。
上の式で、 generic な に対して を 一意的に定めるために が正の実数であることを利用している 点に注意する。 これが、 関数空間として 上のものではなく 上のものを使っている理由である。 さらに、 は多項式関数ではない。 これらのことが話の代数化をすこしく困難にしている。