: 有界性
: 環 の -表現
: 環 の生成元の満たす関係式
の 表現を考えるにあたって、
もともと、環 においては
であるから、
気分的には は正であることを仮定しても良いような気もする。
しかしこのことはわざわざ仮定しなくても必然的に出て来る。
この小節ではそのことを説明しよう。
だから、 は二つのヒルベルト空間の直和である。
上では、
はそのことごとくが正値であり、
上では、
はそのことごとくが 以下の作用素である。
と仮定したから、今の場合には .
すなわち、 上で
である。
注意
本題からは外れるが、 のときは逆に
である。このときには
なる同型の存在によって、 の場合に帰着できる。
平成16年8月24日