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153ページ4次元の知恵の輪余話

ここの4次元知恵の輪の話について、現代の日本人は他の時代、他の地域の人々よりも 理解が幾分しやすいと思います。

というのは、ドラエもんを知っているから。

ドラエもんのタイム風呂敷やタイムマシンなどの道具を見慣れているおかげで、 輪っかが消えたり現れたり、という様子がずいぶんとイメージしやすいと思います。 ほんのちょっとしたことで想像力が広がる、それは別にキバッテ勉強しなくても 身につくことがある、という好例でしょう。 「ドラエもん」に数学を持ち込むのは不粋(なので本文には書かなかった)ですが、 逆に数学を考えるときにはドラエもんでも星新一でも、 好きな世界を持ち込んでよろしい。 そういうところが面白くて数学している人も多いはずですが、 それを他の人に伝えるのはなかなか難しいですね。

実はこの本はある映画を意識しながら書き進めました。 どんな映画かは内緒ですが、読めば分かるかも知れません。



平成16年11月14日