Docky's favorite books
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米長邦雄先生の本
米長邦雄先生はプロ棋士(将棋を指す人)です。
先生の本を読んだおかげで将棋もある程度強くなりましたが、
それ以上に人生について多くのことを学ばせて頂きました。
文章の書き方についても教えられることが多くあります。
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Y1)人間における勝負の研究 (祥伝社ノンブック, 文庫版あり)
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Y2)人生一手の違い (祥伝社ノンブック)
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Y3)運を育てる (クレスト社)
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Y4)人間における運の研究 (渡部昇一、米長邦雄共著。致知出版社)
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Y5)人生、惚れてこそ (羽生善治、米長邦雄共著。クレスト社)
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Y6)勝負の極北(藤沢秀行、米長邦雄共著。クレスト社)
関連して、次のような本もあります。
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Y7)米長邦雄の運と謎 (団鬼六著, 山海堂)
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Y8)勝負と芸 (藤沢秀行著, 岩波新書)
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E1)電子立国日本の自叙伝 [1-7] (NHK 出版, NHKライブラリー)
計算機の耐熱・耐寒試験のために機械と一緒に冷蔵庫や高温室に
入るくだり(第四巻)や、
シリコンを融かす機械を狭い研究室に自作したはいいが、
たびたび感電して死にそうになる話(第一巻)などは、
先駆者の苦労を感じさせます。
これだけ苦労したからこそ、今日の日本の豊かさがあるのでしょう。
とすれば、これを維持するにはこれと同等以上の努力をする必要が
あるように思えるのですが、現在どのぐらいの人が
これほどの苦労をしているのでしょうか?
(これは単純な「疑問」であって、「反語」ではありません。念のため。)
2SC372 などという文字列に郷愁を覚える人には、とくにお勧めです。
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森祇晶さんの本
升田型、大山型に分ければこの人は大山型であるようです。
米長先生の本を読んだ後はバランスをとるためにこういう人の本を読むのも、
悪くはないような気がします。
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[M.Mori1]責任者の条件 (青春出版社)
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[M.Mori2]森祇晶の知のリーダー学 (ごま書房)
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[M.Mori3]「一流になる」ために何をすべきか (講談社)
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[R.Yanagita1]空想科学読本 (宝島社)
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[R.Yanagita2]空想科学読本2 (宝島社)
要は、「ウルトラマンやマジンガーZなんて科学的じゃないよ」的なことが
ツラツラ書いてあるだけなんですが、ついつい引き込まれて笑ってしまいます。
「炎とは、燃焼中の気体である。気体が燃焼する時の温度は、
物質によって決まっている。最も高い温度になるのは、
アセチレンと酸素の混合ガスだが、これでも、3800度だ。100万度ではどんな物質も
プラズマになってしまう。ジャミラが吐いているのは、もはや炎ではなく、
プラズマのジェット流だと言うことになる。」
のような知識欲を満足させる部分
(現在の技術力だと不可能だが、将来新しい技術が開発されれば
可能ではないか、と言う反論を許さないようなところもある。)
と、
「超音波で物を切る場合は、切断したい部分に鉄や岩石の粉を置かなければならない。
粉が振動し、物体に何度もぶち当たる力によって、切断するのである。
したがって、ギャオスが超音波メスを有効に使おうと思ったら、
格闘を一時中断し、地面の土をすくって相手のガメラに塗りつけ、
そこを狙って撃たなければならない。
敵の意外な行動に驚いて、
ガメラの動きが一瞬止まってしまう効果も期待できるだろう。」
などのような細やかに描写してあるんだけどよくみると無理矢理な論理
(+ユーモラスな解釈)とがうまくミックス
されているからでしょうか。
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[P. Linden 1]エキスパート C プログラミング--知られざる C の深層
(アスキー出版局)(1996)
「気圧計を使ってビルの高さを計るには?」など、プログラミングを知らなくても
面白い話題も盛り沢山で、お買い得です。特に C言語に興味のある人は、
是非書店で手にとってみて下さい。
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まんが
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M1)キャプテン [1-15](ちばあきお著, 集英社文庫)
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プレイボール [1-? ](ちばあきお著, 集英社文庫)
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私はこれらを読んで涙することがあります。
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M2)コブラ (寺沢武一著, 集英社)
リズム、セリフのセンスが好きです。
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M3)JoJo の奇妙な冒険 (荒木飛呂彦著, 集英社)
作品中の所々で現れる簡単なプロットが、荒木先生の天才の秘密ではないか
と睨んでいます。(最近は先生も大変そうですが。)
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M4)バリバリ伝説 (しげの秀一著)
すごい。私はバイクに乗らないし、レースもみたことがないのだが、
ワクワクさせられます。(余りテクニカルなことを知らないからこそ、
たのしめるのかもしれません。) 元気のでる本です。
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M5)ガラスの仮面 (美内すずえ著、白泉社)
未完の大作です。まんがを読まない人に勧めて、まんがの世界にひきずり込むのに
良いのではないでしょうか。
(ところで、あれ程「死ぬ死ぬ」とか言っていながら
月影先生が頑張っておられる間に、元気で死にそうにもないマヤの母や速見会長は
命を落とされてしまった。まさに人生の縮図をみるようです。)
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[Furuya1]寄席芸人伝 (古谷三敏著、 中公文庫コミック版)
いろんな人がいますねえ。それにしてもこの作者が「ダメオヤジ」
の作者でもあったとは。「ダメオヤジ」って全然面白いと思わなかったのだけど。
ここでも私は自らの不明に恥じ入るばかりです。
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[HO1]ヒカルの碁 (ほったゆみ原作、小畑健漫画)
「私の刃の切っ先が少しずつみえるようになってきたのでしょう
それゆえ恐れ始めてしまった」
わかるなあ。
少し専門的な本
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