第4回目の主題 :
「群の準同型定理」、「環の準同型定理」については既知であろう。 -加群の準同型定理も全く同様に定式化され、証明される。 それらのもとになるのは次の考え方である。
により定義される。 (このクラスわけによる のクラスをここでは と書こう。)
なる写像を誘導する。この写像は、(うまく定義されており、)全単射である。
の像 は の -部分加群である。
つぎのことに気をつけよう
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | |
◎有限生成加群
は -加群の全射準同型である。
** 一般に、 の -加群としての生成元 を とれば、全射 -準同型
が定義されて、 は自由加群の剰余加群として表現されることが分かる。 **