行列 の分解 は 「どのベクトルを活かすか」、「どのベクトルは潰すか」を 決めていると考えることができるのでした。 正則行列 の逆行列は の行基本変形で求めることが できるのでした。
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連立一次方程式と基本変形(2)
両側基本変形を用いると、一次方程式の解法は大変見通しが良くなる。
(あ) |
を得たとする。 このとき、
と書いてみると、 というふうに逆にもかけるから、これは可逆な変数変換であり、 連立方程式(あ) は
(い) |
のときを考えよう。
により、 と表せる。
と変数変換すれば、
をとけば良いことになる。それは易しい。
◎一般逆行列。
与えられた 行列 に対して、 で、
を満たすようなものを の一般逆行列という。
一般逆行列は一意ではない。 が、
一般逆行列を用いて連立方程式を求めることもできる。
とおく。 さらに、
とおく。 とおく。 与えられたベクトル に対して、 方程式 (※) を考えよう。つぎの各問に答えなさい。