エッセーと将棋の「次の一手」を集めたもので、
読みやすく、面白い本である。
この本の最後に登場するエッセーは、
餡(あん)を卵に包んで焼いて弟子に食わせる話なのだが、
「この話を最後に持って来るところが秀逸だ」と知人に話してみたところ、
「(このたべものの名前はともかく)卵が甘いなんて気持悪い。」
という返事であった。私の方は、
「(名前はともかく)このたべものはうまそうだ。」
と思っていたので、この答えは意外であった。
しかし、言われてみると、砂糖の入った卵焼き等は私もあまり好みではない。
世の中には砂糖と卵の組合せを奇異に感じる人がいるのも無理は無いのかも知れない。
あるいは、私の、
「オムライスの、ライスの変わりに餡こが入ってるようなタベモノ」
と言う説明のしかたが悪かったのかも知れない。
名前の説明にはそれでぴったりなんだけれども。
皆さんはどう思われますか?「作ってみた」などという人があれば [email protected] まで御意見をお送り頂けると幸いです。