有限個の点 上の(連続、あるいは
)関数環
は、
の(環としての)直積
に等しい。
ここに、
の次元
は
の点の個数である。
有限群
が
に作用しているとすると、
は
にも作用し、
上の関数環は
(
の
-不変元全体のなす環) と同一視される。
これが古典的な「不変式論」的立場である。
それにたいして、[1]の立場では、 上の関数環
を
《
が生成する
上の同値関係
のグラフ
》
と対応付けようとする。
が有限個の点である今の場合には、行列を使って
次のことは直ちに確かめられる。
これを見ると、 の全ての情報を
は握っているので、場合によっては
を用いる方が得策ではないか、と言うのもうなずける。
のもう一つの見方は、
上
と
(の左作用)で生成された
作用素環、としての見方である。(これが上の
と一致することはすぐにわかる。)